と悩んでいる方は、ベタオリできてない可能性があります
例えば以下の捨て牌からリーチが掛かりました
↓ 捨て牌
そして以下の手牌から
5筒子の筋である8筒子を切りました
すると
『ロン!』
という感じでベタオリではなく、回し打ちした結果、放銃するケースが意外と多いです
この記事では、無駄な放銃を避けるために、ベタオリの基本的な概念から具体的なベタオリの手順までを詳しく解説します
ベタオリを覚えれば、確実に放銃率が下がります
記事の目次
ベタオリとは
『 アガルことを諦めて放銃を回避することを優先した打ち方 』
です
三麻が強い天鳳位クラスでもアガリ率は29.3%です
※引用:オンライン対戦麻雀 天鳳より
つまり三麻がどれだけ強い人でも約70%は守備に回る展開となります
そのため放銃を回避するベタオリは、三麻で勝つために必要な戦術となります
なお三麻初心者の中にはベタオリと回し打ちの概念が混合している方がいます
回し打ちとは
『 アガルことを視野に入れつつ放銃を回避する打ち方 』
です
例えば以下の捨て牌からリーチが掛かりました
↓ 捨て牌
その際、以下の手牌から
を切るのは、ベタオリです
一方
の筋である
を切るのは、回し打ちです
このようにベタオリする時は、メンツのみに安全牌が含まれていれば、積極的にメンツを崩します
そして自分のアガリが遠い場合は、メンツを崩してベタオリすることも選択肢として入れましょう
三麻は、抜きドラの存在や一色手が作りやすいため、四麻以上に手が高くなる傾向があります
そのためリーチに対して全てベタオリしても、ツモによる失点で負けます
ですから三麻で勝つためには、リーチに対して押すべきか、ベタオリすべきかを判断する必要があります
ちなみに一般的なベタオリするタイミングはこちらになります
ベタオリするタイミング
リーチしている人は、当然ですがあと1回有効牌を引けばアガリます
一方自分の手が2シャンテンの場合、真っすぐ手を進めてもあと3回有効牌を引く必要があります
つまりリーチ VS 2シャンテンは、リーチ側が圧倒的に有利となります
当然3シャンテンや4シャンテンでリーチに対して押すのは、論外です
よってリーチが掛かった時に、自分の手が2シャンテン以上の場合
相手がアガリ牌を引かないことを祈りながらベタオリしましょう
▼シャンテン数の数え方が分からない方は、こちらの記事をどうぞ
相手の手が高い状態で危険牌を引いた場合も、ベタオリ推奨です
いや、相手の手が高いかなんて事前にわからないでしょ!
と思う方がいるかもしれません
しかし三麻は、四麻以上に相手の手が安いか高いかを予想できます
例えば以下の状態がそうです
↓ 捨て牌
これは抜きドラが3枚あり、リーチが掛かっている状態です
つまりリーチ(1翻 ) + ドラ3( 3翻 ) = 4翻の満貫以上の手であることがわかります
また以下の手牌は
混一色、場合によっては清一色も考えられる大物手です
このように相手の手が高い状態で自分が押すべき手ではない時は、素直にベタオリしましょう
例えばオーラスの親番で、1位である自分と2位との点差が21,000点あるとします
この状況で2位からリーチが掛かった時は、ベタオリすることも検討します
1位と2位の点差が21,000点ある状況では、ツモ損なしで2位が跳満をツモあがりしても、逆転しません
一方2着が1位に跳満を直撃した場合、逆転します
倍満ツモなら逆転されますが、それはしょうがないですね
このように終盤で自分が断トツ1位の状況でリーチが掛かった場合は、無理して押さず、ベタオリすることを検討しましょう
ベタオリは、アガルことを諦めて放銃を回避することを優先した打ち方です
よってベタオリするときは放銃する確率が低い牌から順番に切ります
なおベタオリするときに切る牌の順番はこちらになります
ベタオリするときに切る牌の順番
現物⇒4-2枚見えの字牌⇒ノーチャンス…の順番で切りましょう
現物とは
『 他者が河に捨てた 』
のことです
麻雀は、自分が河に捨てた牌でロンあがりできません
よってベタオリするときは、100%安全な現物を切りましょう
なお以下の捨て牌からリーチが掛かった時
↓ 捨て牌
この手牌からベタオリするなら
を
より先に切りましょう
三麻は自分がオリても、もう1人が高い確率で追っかけリーチします
この2人がリーチした時の状況を加味して、安全牌を確保するため
を手牌に残しておきます
字牌は国士無双を除き、2枚以上ある状態でしか使えません
ですから字牌が自分から4枚見えているときは、直撃する確率は限りなく0に近いです
なお3枚見えの字牌は、七対子や字牌単騎待ちにたまに放銃します
2枚見えの字牌も、字牌と別の牌のチャンポン待ちなどに放銃することがあります
とは言え4-2枚見えの字牌は、ション牌の字牌や他の数牌と比較するとかなり安全な部類に入ります
よってベタオリするときは4-2枚見えの字牌は積極的に切りましょう
ノーチャンスとは
『 同じ種類の数牌が自分から4枚見えている状態 』
のことです
例えば
が4枚見えている場合
相手は
or
のリャンメンターツや
のカンチャンターツを作れません
よってこれらの待ち牌である
and
は比較的安全な牌となります
なお
の待ち牌
の待ち牌
は
の待ち牌
の待ち牌
があるため、ノーチャンスの内側の牌を間違って切らないように注意して下さい
筋とは
『 リャンメンターツの待ち牌 』
のことです
例えば
を捨てている場合
と
が筋となります
しかし筋を、簡単に安全牌と判断してはいけません
例えば以下の捨て牌からリーチが掛かりました
↓ 捨て牌
この場合、リーチ前の手牌に
があり
そこから
を捨てて
のカンチャン待ちである可能性があります
いわゆる引っ掛けリーチですね
ですからベタオリする時は、先に紹介した牌を切った上で筋を切りましょう
三麻においてション牌の字牌は、もはや安全牌とは言えない部類になります
三麻は使用する牌が少ないので、四麻より字牌待ちが多くなります
特に局の終盤で引いたション牌の字牌は、他者からリーチが掛かってなくてもダマに振り込む可能性があるので切ってはいけません
と言うことでション牌の字牌を切る時は、当たる可能性も視野に入れて切りましょう
ベタオリに失敗したときに重要なことは
『 仕方なかったと割り切る 』
のことです
例えばこれは私が実際にあった出来事ですが
他者から以下のリーチが掛かりました
↓ 捨て牌
このとき混一色の匂いは感じてましたが、ベタオリするために
3枚見えの
を切りました
すると
ロン!
と声が掛かり、手牌が開かれました
リーチ、一発、七対子、混一色の跳満でした
びっくりしましたが
まぁ、しゃーあないか
と割り切り次局に移りました
このようにベタオリする選択をとっても現物でない限りロンされることはあります
むしろベタオリに100%成功すると確信できる局なんてほとんどありません
ですからベタオリに失敗したときは、仕方なかったと割り切りましょう
お疲れ様でした
ベタオリは、一見するとつまらない戦略に見えます
しかし相手のリーチが掛かり、かつ自分のアガル可能性が極端に低い時は、ベタオリすべきです
ですから無駄な失点を避けるために、ベタオリすべきタイミングが訪れたら、無理せずベタオリしましょう
三麻Lab | 運営者ウーピン君
三度の飯より「三麻」が大好きなウーピン君です
週末は三麻専門の雀荘もしくは、三麻仲間と麻雀を楽しんでいます
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勝負してないのに、なぜか放銃してしまう…